住宅会社のSEO対策は何から直す?商圏の検索語・施工事例・測り方を解説
SEOに取り組んでアクセスは増えたのに、「見学会の予約や問い合わせが増えた実感がない」「どの記事が仕事につながったのか分からない」と感じている住宅会社の方も少なくありません。
そこでこの記事では、住宅会社のSEOを何から直せばよいかを、商圏の検索語で来ている人の割合から確かめる手順とともに解説します。また、施工事例ページやGoogleマップの整え方、来場につながった反響で成果を測る方法も併せて紹介します。
この記事を読めば、自社サイトの流入が商圏のお客様に届いているかを判断し、次に直すページを決められるので、工務店・ハウスメーカー・リフォーム会社でSEOを担当している方はぜひ参考にしてみてください。

執筆・監修川本 裕太
株式会社カプテリ Webマーケティング事業責任者
自身で立ち上げた情報メディアを、広告費をかけず検索流入だけで育ててきた経験を持つ。建築・不動産業界の工務店・ハウスメーカー・設計事務所のWeb集客診断とサイト設計を担当。
目次
- 1. 住宅会社のSEOは商圏の語で来ている人の割合から見直す
- 1-1. 住宅会社のSEOで上位を狙う語の範囲
- 1-2. 商圏の語で来ている人の割合を確かめる手順
- 1-3. 全国向け情報語に流入を預ける危うさ
- 2. アクセスが増えても住宅会社の問い合わせが増えない原因
- 2-1. コラムの一部だけに流入が偏っている
- 2-2. 施工事例やお客様の声に検索から人が来ていない
- 2-3. サイトの強さではなく受け皿ページの有無で差がつく
- 3. 商圏の検索語を選んで受け皿ページで受け止める手順
- 3-1. 商圏とテーマを掛け合わせて狙う語を選ぶ
- 3-2. 1つの語に1つのページを割り当てる
- 3-3. 表示速度と構造化データを整えておく
- 4. 施工事例ページを検索とAIに伝わる形に整える
- 4-1. 施工事例に地域・テーマ・判断材料を書き込む
- 4-2. 写真が足りない施工事例をそろえる方法
- 5. Googleマップと口コミで商圏の施主に見つけてもらう方法
- 5-1. Googleビジネスプロフィールを整える
- 5-2. 口コミを依頼する仕組みを作る
- 6. 住宅会社のSEOを来場につながった反響で測る方法
- 6-1. 反響の入口を記録する仕組みを作る
- 6-2. 月1回の定例で翌月の打ち手を決める
- 7. 住宅会社のSEOを外注するか自社で回すかの見極め方
- 7-1. 自社で回せる会社と外注が向く会社
- 7-2. リニューアルをすすめられたときに確かめる質問
- 8. 住宅会社のSEOに関するよくある質問
- 9. 住宅会社のSEOの現状を測る無料Web集客診断ならカプテリ
- 10. まとめ|住宅会社のSEOで直す場所を自社のデータで決められる
住宅会社のSEOは商圏の語で来ている人の割合から見直す

住宅会社のSEOで最初に見るべきなのは、訪問数ではなく、商圏の地名を含む語で来ている人の割合です。家を建てる人は建築地の近くで依頼先を探すため、商圏の外から大勢が訪れても来場にはつながりにくくなります。この章を読めば、自社サイトの入口が商圏に向いているかを今日のうちに確かめられます。住宅会社のSEOを見直す出発点は、以下のとおりです。
- 住宅会社が上位を狙う語の範囲を絞り込める
- 商圏の語の割合を自社のデータで確かめられる
- 全国向け情報語に頼る危うさを把握できる
それぞれ解説します。
住宅会社のSEOで上位を狙う語の範囲
SEOは、検索結果で自社のページを見つけてもらうために、ページの内容と構造を整える取り組みです。基本の考え方はGoogle 公式 SEO スターター ガイドにまとまっています。検索エンジンやAI検索に内容が正しく伝わるほど、検索した人の目に触れやすくなります。住宅会社が上位を狙う語は、「〇〇市 注文住宅」のように商圏とテーマを掛け合わせた語です。「吹き抜け デメリット」のような全国向けの情報語は検索数こそ多いものの、読んでいる人の多くは商圏の外にいます。狙う語の範囲を商圏×テーマに絞ると、作るページと作らないページの線引きがしやすくなります。
商圏の語で来ている人の割合を確かめる手順
商圏の語の割合は、Search Consoleの検索クエリを3つに分けるだけで出せます。有料ツールを使わなくても、Googleが無料で提供するSearch Consoleがあれば今日から確かめられます。手順は次のとおりです。
- Search Consoleの「検索パフォーマンス」を開き、期間を直近3か月にする
- 「クエリ」の一覧をエクスポートし、表計算ソフトで開く
- 商圏の市区町村名や駅名を含むクエリに印を付ける
- 社名や商品名を含むクエリに別の印を付ける
- 残りを全国向け情報語とし、3つのグループごとにクリック数を合計して割合を出す
Search Consoleでは表示回数の少ないクエリが一覧に出ないため、合計は全体のクリック数と一致しないことがあります。割合の傾向をつかむ目的なら、この誤差は気にしなくて大丈夫です。
全国向け情報語に流入を預ける危うさ
全国向け情報語に流入を預けたサイトは、記事1本の順位変動で訪問数が大きく揺れます。カプテリが〇〇市のハウスメーカーを診断した例(数値は一部改変)では、検索からの訪問2,140人/月のうち、〇〇市を含む語で来た人は4%でした。社名検索が約8%で、残りの88%は「吹き抜け デメリット」などの全国向け情報語です。コラム2,300本のうち12本に流入の9割が集中しており、そのうち全国向けの記事1本が3位から12位に下がっただけで月1,150人減っていました。
訪問数が多くても、商圏の外の人ばかりなら問い合わせは増えません。反対に、訪問数が減っても商圏の語の割合が上がれば、来場につながる人が増えることもあります。手順で出した商圏の語の割合が1割に満たないなら、記事を増やす前に入口の設計を見直す段階です。
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「SEOを続けてきたが、来ている人が商圏のお客様なのか分からない」「何から直せばいいのか判断できない」と感じている方も少なくありません。
カプテリは、建築CGパースや竣工撮影など建物を売るためのビジュアルを作ってきた会社で、ホームページ制作・検索対策・広告運用まで引き受けています。
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アクセスが増えても住宅会社の問い合わせが増えない原因
「SEO会社に頼んでアクセスは増えたが、問い合わせは増えていない」「コラムを何百本も書いたが、どの記事が仕事につながったか分からない」という声をよく聞きます。原因は記事の量ではなく、「〇〇市 注文住宅」のように地名と仕事を組み合わせた検索語(この記事では本業の語と呼びます)を受け止めるページが無いことにあります。その検索語で来た人を受け止める専用のページを、この記事では受け皿ページと呼びます。原因を先に切り分けておくと、記事の追加やリニューアルに費用をかける前に、直す場所を絞れます。問い合わせが増えない原因を見分ける観点は、以下のとおりです。
- コラムの流入の偏りを把握できる
- 施工事例が入口になっていない状態に気づける
- 競合との差がどこで生まれているかを見極められる
それぞれ解説します。
コラムの一部だけに流入が偏っている
書いたコラムの本数と流入は比例せず、ごく一部の記事が流入の大半を支えていることが珍しくありません。前章の診断例でも、流入は一握りの記事に集中し、残る大半の記事は1本あたりの流入がほぼ0でした。上位に入れる記事は限られ、テーマが重なる記事同士で評価が割れるためです。Search Consoleの「ページ」で流入の多い順に並べ、上位10本が全体の何割を占めるかを見ると偏りの度合いが分かります。上位の記事が全国向け情報語ばかりなら、その流入は来場につながりにくいと見ておくと、次の判断がぶれにくくなります。
施工事例やお客様の声に検索から人が来ていない
契約に近い人が見るはずの施工事例・モデルハウス・お客様の声のページほど、検索からの流入が無いという矛盾がよく起きます。施工事例を何十件も載せていても、タイトルが「K様邸」のように施主名だけだと、どの地域でどんな家を建てたのかが検索エンジンに伝わりません。診断例でも、施工事例やお客様の声のページの推定流入は0でした。サイト内の回遊では見られていても、検索の入口としては機能していない状態です。施工事例のページごとに、どの検索語で表示されているかをSearch Consoleで確かめるところから始めるのが現実的です。
サイトの強さではなく受け皿ページの有無で差がつく
競合との流入差は、サイトの強さよりも、商圏の語を受けるページがあるかどうかで生まれます。先ほどの診断例では、競合より流入が大きく下回っていたものの、DR(Ahrefsが示すサイトの強さの指標)は上位社と同じ帯でした。差がついていたのは、〇〇市の語を受け止めるページの有無です。この状態で被リンクを増やしても、受け皿が無ければ商圏の語で上位に入るのは難しいままです。被リンク施策に費用をかける前に、上位の競合が「〇〇市 注文住宅」をどのページで受けているかを見比べておくと、作るべきページが具体的になります。
商圏の検索語を選んで受け皿ページで受け止める手順
どの検索語をどのページで受けるかを先に決めれば、リニューアルが必要か、記事を足すべきかも自然に決まります。この章では、狙う語の選び方からページの割り当て、表示速度の整え方までを順に扱います。商圏の語を受け止める手順は、以下のとおりです。
- 商圏とテーマを掛け合わせて狙う語を決められる
- 語ごとに受けるページを割り当てられる
- 表示速度と構造化データの不備を早めに直せる
それぞれ解説します。
商圏とテーマを掛け合わせて狙う語を選ぶ
狙う語は、商圏の地名と本業のテーマを掛け合わせて一覧にし、語ごとに受けるページを決めます。地名は市区町村を基本に、施主が実際に検索する駅名や隣接する市も加えます。テーマは注文住宅・工務店・リフォーム・二世帯住宅・平屋など、自社が受けたい仕事から選びます。月間検索数はキーワードツールで調べ、現在の順位はSearch Consoleで確かめます。対応表のテンプレートは次のとおりです。
| 商圏×テーマの語 | 月間検索数 | 現在の順位 | 受けるページ | 次の対応 |
|---|---|---|---|---|
| 〇〇市 注文住宅 | ツールで調べる | Search Consoleで確認 | 〇〇市の注文住宅ページ | 新規作成 |
| 〇〇市 工務店 | ツールで調べる | Search Consoleで確認 | トップページ | タイトルと本文を見直す |
| 〇〇市 リフォーム | ツールで調べる | Search Consoleで確認 | リフォームのサービスページ | 施工事例を追加 |
| 〇〇市 二世帯住宅 | ツールで調べる | Search Consoleで確認 | 二世帯住宅の特集ページ | 現状維持 |
| 〇〇市 平屋 | ツールで調べる | Search Consoleで確認 | 平屋の施工事例一覧 | 新規作成 |
表は検索数の多い順に並べ替え、受けるページが空欄の行から手を付けます。
語を選ぶときは、新築だけに絞らないようにします。地域によっては、リフォーム系の検索需要が新築系を上回るためです。診断例(数値は一部改変)でも、〇〇市の家づくりに関する検索はリフォーム側が新築側の約1.8倍ありました。年間10棟程度の会社から「規模が小さくても対象になるのか」と相談を受けることもありますが、見るべき単位は棟数ではなく、商圏で検索されている言葉です。
1つの語に1つのページを割り当てる
1つの検索語には1つのページだけを割り当て、同じ語を複数のページで取り合わないようにします。「〇〇市 注文住宅」をトップページ・会社案内・コラムの3つで狙うと、検索エンジンがどれを表示すべきか迷い、どのページも上位に届きにくくなります。対応表で語とページを1対1で結んだら、受け皿にしないページのタイトルからはその語を外します。
あわせて、作らないページも決めておきます。検索数がほとんど無い語のために専用ページを作っても、更新の手間が増えるだけです。最後に、流入の多いコラムから関連する受け皿ページへ内部リンクを張り、全国向け情報語で来た人を商圏のページへ送ります。リンクは記事末だけでなく、本文中の関連する段落に置くとクリックされやすくなります。
表示速度と構造化データを整えておく
受け皿ページを作ったら、スマホでの表示速度と構造化データを先に確かめておきます。住宅会社のサイトはスマホで見られることが中心になるため、表示が遅いと内容を読まれる前に離れられてしまいます。LighthouseはChromeの開発者ツールから無料で使える計測ツールで、モバイルを選ぶとLCP(主要な画像や文章が表示されるまでの時間)と改善項目が一覧で出ます。
診断例(数値は一部改変)では、スマホのLCPが27.8秒かかり、着手した日に直せる点が6つ見つかりました。施工事例の写真を圧縮する、使っていない埋め込みを外すといった作業は、全面リニューアルを待たずに進められます。構造化データは、会社情報や施工事例の内容を検索エンジンが読み取れる形で書き添える仕組みで、Googleのリッチリザルトテストで入っているかを確かめられます。
対応表ができたら、本業の語のうち1ページ目に入っている語が何語あるかを数えてください。0語か1語なら、記事の追加より受け皿ページの作成から始めるのが現実的です。
受け皿ページの設計を不動産会社の視点でも確かめたい方は以下の記事をご覧ください。

無料Web集客診断
本業の語ごとに、自社と商圏の競合が何位にいて、どのページで受けているかを一覧にして診断資料でお渡しします。必要なのはサイトのURLだけです。
- オンラインで30分
- 費用0円
- 必要なのはサイトURLだけ
施工事例ページを検索とAIに伝わる形に整える
施工事例は実績を並べる写真集ではなく、商圏の語とテーマで家づくりを調べている人の入口として設計します。施工事例は自社にしか書けない一次情報で、検索エンジンにもAI検索にも内容を伝えやすい材料です。地域・テーマ・判断材料を1件ずつ書き込めば、契約に近い人がたどり着くページに変わります。
施工事例に地域・テーマ・判断材料を書き込む
施工事例は1件ごとに、建築地の地域、テーマ、施主の課題、間取りの工夫、写真と図面を同じ型でそろえます。タイトルは「〇〇市・平屋・子育て世帯の家」のように地域とテーマを入れ、本文の冒頭に施主が抱えていた課題を書きます。続けて、課題にどんな間取りや仕様で応えたかを、写真と間取り図を並べて説明します。延床面積や家族構成といったデータも添えると、同じ条件で家を探している人が自分ごととして読めます。型が決まれば、担当者が変わっても同じ品質で事例を追加できます。構造化データで会社名・所在地・対応エリアを示しておくと、施工事例が自社の実績として機械に伝わりやすくなります。
AI検索での見え方も確かめておきます。診断例でも、AI検索で社名がすでに引用されていながら、〇〇市の文脈での引用ではありませんでした。確かめ方は、「〇〇市 平屋 工務店」のように商圏名と本業の語で検索し、AIによる概要に自社名が出るか、出るならどの文脈かを記録する方法です。検索結果は利用者ごとに変わるため、シークレットウィンドウで見ると比べやすくなります。
AI検索での確認手順について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
写真が足りない施工事例をそろえる方法
竣工写真が無い、または少ない案件は、CGパース・竣工撮影・間取り図で補えば施工事例として載せられます。引き渡しを急いで撮影できなかった案件や、スマホで撮った写真しかない案件は、多くの住宅会社に眠っています。外観や内観をCGパースで再現し、間取り図を清書すれば、写真が少なくても課題と工夫を伝えるページになります。カプテリでは建築CGパース・竣工撮影・間取り図を内製しているため、写真がない状態からでも施工事例ページを作れます。これから引き渡す案件は、竣工撮影を工程に組み込んでおくと、事例を継続して追加できます。
素材を作る前に、施主の掲載許諾を取っておきます。まず契約時に施工事例への掲載について説明し、次に引き渡し前に掲載範囲(外観のみか内観も可か、地域名の表記など)を書面で確認します。最後に、公開前のページを施主に見てもらいます。地域名は市区町村までに留め、番地や家族の顔が写る写真は載せないのが目安です。

Googleマップと口コミで商圏の施主に見つけてもらう方法
「〇〇市 工務店」のような語では検索結果の上部に地図枠が出るため、Webサイトの順位と並んで、Googleビジネスプロフィールの整備が入口になります。地図枠は検索した人の目に最初に入りやすく、口コミの数と内容がそのまま比較材料になります。サイトの改善と同時に進めると、商圏の施主との接点を増やせます。
Googleビジネスプロフィールを整える
Googleビジネスプロフィールは、カテゴリ・対応エリア・写真・投稿の4点をそろえるところから始めます。登録したまま更新していないプロフィールも多く、整えるだけで地図枠での見え方が変わることがあります。地図枠の表示順は、GoogleがGoogle のローカル検索結果のランキングを改善する方法で示すとおり、情報の充実度や口コミなどの影響を受けます。確認するチェック項目は次のとおりです。
- メインのカテゴリが、工務店やリフォームなど本業に合っている
- 対応エリアに商圏の市区町村が登録されている
- 施工事例の外観・内観写真が定期的に追加されている
- 見学会・相談会の予定を投稿機能で告知している
- 営業時間・電話番号・WebサイトのURLがサイトの表記と一致している
写真はサイトの施工事例と同じ素材を使えば、追加の手間は大きくなりません。
口コミを依頼する仕組みを作る
口コミは、依頼するタイミングを業務の流れに組み込むと、担当者の気分に左右されずに集まります。依頼のタイミングは、引き渡し時と、最初のアフター点検時の2回が目安です。引き渡し時には口コミ投稿ページのQRコードを載せたカードを渡し、点検時には住み心地を聞いたうえで改めてお願いします。建てた地域やテーマに触れてもらえると、商圏の検索で読まれたときの説得力が増します。なお、口コミの見返りに特典を渡すことはGoogleのポリシーで禁じられているため避けてください。
口コミへの返信は、投稿から数日以内に、施主の名前を出さず家づくりの内容に触れて書きます。「平屋の動線についてのご感想をありがとうございます。点検の際も気になる点をお聞かせください」のように個別の内容に応えると、これから依頼先を探す人にも誠実さが伝わります。厳しい口コミにも、事実の説明と改善の姿勢を短く返しておくと、読む人に誠実な印象を残せます。
最後に、自社の商圏名と本業の語で、PCとスマホの両方から検索し、地図枠に自社が出るかを確かめてください。出ない場合は、カテゴリと対応エリアの設定から見直すのが近道です。
SEO以外の集客手段も含めた全体像について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

住宅会社のSEOを来場につながった反響で測る方法
評価する数字を訪問数や問い合わせ数ではなく、来場につながった反響に置くと、翌月に何を直すかが決めやすくなります。訪問数は全国向け情報語でも増え、問い合わせには資料請求だけで終わるものも含まれるからです。追う指標と見る頻度を先に決めておくと、毎月の振り返りを打ち手の決定までつなげやすくなります。住宅会社のSEOで追う指標は、次の表のとおりです。
| 指標 | 見る頻度 | 見る場所 | 見るときの問い |
|---|---|---|---|
| 商圏の語の割合 | 月1回 | Search Console | 入口が商圏に向いているか |
| 本業の語の順位 | 月1回 | Search Console・実際の検索結果 | 対応表の語が1ページ目に入ったか |
| 地図枠での表示 | 月1回 | Googleマップ | 商圏名と本業の語で自社が出るか |
| 受け皿ページからの反響 | 月1回 | 反響管理表 | どのページを見て問い合わせたか |
| 見学会・相談会への来場数 | イベントごと | 反響管理表 | 反響のうち何件が来場したか |
表は上から下へ、入口から来場までの順に並べています。下の指標が動かないときは、上の指標のどこで止まっているかをたどると原因を絞れます。
反響の入口を記録する仕組みを作る
反響は、問い合わせフォームと電話の両方で「どのページを見て来たか」を記録する仕組みにします。フォームには、送信時に直前のページのURLを自動で記録する設定を入れ、「何で当社を知りましたか」の選択欄も設けます。電話は受付担当が聞き取る項目を決め、反響管理表に同じ欄を作っておきます。入口の記録がそろうと、施工事例ページから来た反響と全国向けのコラムから来た反響で、来場率に差があるかを比べられます。営業担当が来場後の商談結果まで同じ表に書き込めば、どの入口が契約に近いかが見えてきます。
月1回の定例で翌月の打ち手を決める
月1回の定例では、数字の確認に加えて、翌月に直すページと作らないページまで決めます。表の指標を前月と比べ、来場が増えた入口と減った入口を特定し、翌月の作業を3つ程度に絞るのが目安です。見学会や繁忙期の前月は受け皿ページと地図枠の投稿に力を入れ、閑散期は施工事例の追加や表示速度の改善に回すなど、時期で強弱をつけます。
運用上の注意として、Googleのコアアップデートの展開中に起きた順位変動を理由にリライトしないようにします。展開状況はGoogle検索ステータスダッシュボードで確かめられ、完了後2週間ほど待ってから順位を見直すと、一時的な揺れに振り回されずに済みます。

住宅会社のSEOを外注するか自社で回すかの見極め方
外注を決める前に、自社の課題が語の設計、ページ制作、更新の手間のどこにあるかを切り分けると、依頼先を選びやすくなります。語の設計に課題があるのに制作だけを頼むと、新しいページができても入口は変わりにくいままです。費用は商圏の検索需要、既存ページの状態、写真などの素材の有無で変わるため、相場で比べるより、まず現状を測ってから見積もりを比べるのが現実的です。
自社で回せる会社と外注が向く会社
社内に更新担当がいて施工事例の素材がそろう会社は自社運用、本業の語の設計から見直す必要がある会社は外部の診断を入れるのが向いています。更新担当が毎月施工事例を追加でき、対応表の語がすでに1ページ目に入っているなら、外注せずに改善を続けられます。反対に、商圏の語の割合が低く、どの語をどのページで受けるかが決まっていない会社は、第三者のデータで現状を測るところから始めると遠回りを避けやすくなります。
一方で、外注が向かないケースもあります。社内で施工事例の情報を出す担当が決まっていない場合、外注先は書く材料を得られず、ページの質が上がりにくくなります。短期間で見学会の集客を増やしたいだけなら、SEOよりイベント単位の広告のほうが合うこともあります。社内で何を担えるかを先に書き出してから判断すると、迷いにくくなります。
「ポータルサイトの掲載費が毎年上がる」という相談もよく受けます。ポータルは集客手段として役立つ一方、掲載をやめるとその入口も消えます。自社サイトに商圏の語を受けるページを持っておけば、ポータルへの依存度を自社で調整しやすくなります。
リニューアルをすすめられたときに確かめる質問
リニューアルをすすめられたら、契約の前に語とページの設計を質問で確かめます。リニューアルで変わるのは主に見た目で、どの検索語をどのページで受けるかが決まっていなければ、新しいサイトも同じ場所で止まります。提案を受けたときに確かめる質問は次のとおりです。
- どの検索語を、どのページで受ける設計か
- いまのサイトの何が悪いのか、データで説明できるか
- 作らないページと残すページはどれか
- URLが変わるページの検索評価をどう引き継ぐか
- 公開後は何の数字で評価するか
これらの質問に具体的な答えがあれば、提案の根拠を社内で説明しやすくなります。答えがあいまいな部分は、追加の資料を依頼して確かめると判断材料がそろいます。
ホームページ制作で決めることについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
住宅会社のSEOに関するよくある質問
住宅会社のSEOの現状を測る無料Web集客診断ならカプテリ
「SEOを続けるべきか、作り直すべきか判断がつかない」と感じている方も少なくありません。カプテリの無料Web集客診断は30分・オンラインで、必要なのはサイトURLだけです。
申し込みから3営業日ほどで診断資料(PDF)を作り、30分のオンライン説明の当日にお渡しします。Ahrefs・実際の検索結果・Lighthouse・Googleマップ・AI Overviewsの実データで11項目を確かめ、いま来ている人が商圏のお客様かを見ます。作り直しをすすめるための診断ではなく、説明の場で契約をお願いすることもありません。作り直す必要はないとお伝えして終わることもあります。
担当はWebマーケティング事業責任者の川本裕太で、自身の情報メディアを広告費ゼロ・検索流入だけで育ててきました。
まとめ|住宅会社のSEOで直す場所を自社のデータで決められる
住宅会社のSEOは、訪問数ではなく、商圏の地名を含む語で来ている人の割合から見直します。Search Consoleのクエリを商圏の語・社名・全国向け情報語に分ければ、入口が商圏に向いているかを今日のうちに確かめられます。
問い合わせが増えない原因は、記事の量より、本業の語を受け止めるページの有無にあることが多いものです。商圏×テーマの対応表で語とページを1対1に結び、施工事例とGoogleビジネスプロフィールを整え、来場につながった反響で毎月の打ち手を決めると、SEOの取り組みが来場に結びつきやすくなります。
「自社の流入が商圏のお客様に届いているか分からない」「リニューアルが必要かどうか判断できない」という方は、カプテリにご相談ください。
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