工務店のホームページ制作で決めることは?検索語・施工事例・依頼先の選び方を解説

工務店のホームページ制作で決めることは?検索語・施工事例・依頼先の選び方を解説

工務店のホームページを作り直すか考えたとき、「制作会社にリニューアルを勧められたが、何が悪いのか説明されていない」「アクセスは増えたのに問い合わせが増えない」と、どこから手をつけるかで迷う方は多いものです。

この記事では、工務店のホームページ制作で最初に決める検索語とページの対応を解説します。作り直す前に今のサイトで確かめることや、施工事例ページの設計、制作会社の選び方、費用が変わる要素も紹介します。

自社サイトの現状を確かめたうえで制作会社に出す要件を決められるので、ホームページの見直しを検討している工務店・リフォーム会社の方はぜひ参考にしてみてください。

川本 裕太

執筆・監修川本 裕太

株式会社カプテリ Webマーケティング事業責任者

自身で立ち上げた情報メディアを、広告費をかけず検索流入だけで育ててきた経験を持つ。建築・不動産業界の工務店・ハウスメーカー・設計事務所のWeb集客診断とサイト設計を担当。
目次
  1. 1. 工務店のホームページ制作は検索語とページの対応から始める
  2. 1-1. 商圏の語を受けるページを先に決める
  3. 1-2. 訪問数ではなく商圏から来た人の割合を見る
  4. 1-3. 施工事例や会社案内などの基本ページは最低限そろえる
  5. 2. 作り直す前に今のホームページで確かめること
  6. 2-1. いま来ている人が商圏のお客様かを確かめる
  7. 2-2. 流入がどの記事に支えられているかを確かめる
  8. 2-3. 本業の語の順位と地図枠を確かめる
  9. 3. 受け皿ページと施工事例ページを設計する
  10. 3-1. 本業の語ごとに受け皿ページを用意する
  11. 3-2. 施工事例を検索語と結びつけて機械に伝える
  12. 3-3. 新築とリフォームの検索需要を分けて見る
  13. 4. 写真が足りない工務店が施工事例を揃える方法
  14. 4-1. 竣工撮影と間取り図で既存の事例を作り直す
  15. 4-2. 竣工前の家や写真のない事例をCGパースで見せる
  16. 5. Googleマップ・AI検索・表示速度の見え方を整える
  17. 5-1. Googleビジネスプロフィールと口コミ依頼を仕組みにする
  18. 5-2. AI検索に商圏の文脈で引用される形にする
  19. 5-3. スマホの表示速度を着手した日に直す
  20. 6. 全面リニューアルが向かない工務店のケース
  21. 6-1. サイトの強さは足りていて受け皿ページが無いだけのケース
  22. 6-2. 紹介中心で検索からの集客を必要としないケース
  23. 7. 工務店のホームページ制作会社の選び方
  24. 7-1. 何を作り何を作らないかを提案に書いてくれるか
  25. 7-2. 効果を来場につながった反響で測れるか
  26. 7-3. 素材と更新を誰が持つか
  27. 8. 工務店のホームページ制作費用が変わる要素
  28. 8-1. 初期の制作費が変わる要素
  29. 8-2. 公開後の運用費が変わる要素
  30. 9. 工務店のホームページ制作に関するよくある質問
  31. 10. 集客の設計から施工事例の素材まで任せられる工務店のホームページ制作ならカプテリ
  32. 11. まとめ|工務店のホームページ制作で作るものと作らないものを決められる

工務店のホームページ制作は検索語とページの対応から始める

工務店のホームページ制作で検索語から受け皿ページ・施工事例・来場へつなぐ流れ図
どの矢印で止まっているかを見ると、作り直すべき箇所と追加すべきページが分かります。

工務店のホームページ制作で最初に決めるのは、デザインではなく「どの検索語を、どのページで受けるか」です。リニューアルで変わるのは見た目だけで、この対応が決まっていなければ新しいサイトも同じ場所で止まります。先に決めることは、以下のとおりです。

  • 契約に近い商圏の語を選べる
  • 語ごとに受けるページを決められる
  • 訪問数ではなく商圏から来た人の割合で効果を測れる
  • 基本ページを土台として過不足なくそろえられる

それぞれ解説します。

商圏の語を受けるページを先に決める

来場や契約に近いのは、「〇〇市 注文住宅」のように地域名と本業を組み合わせた検索語です。契約に近い検索語と受け皿ページは、1対1で対応させます。1つのページで複数の語を受けると、どの語でも評価が中途半端になりやすいためです。対応例は以下のとおりです。

検索語 受けるページ ページに載せる中身
〇〇市 注文住宅 〇〇市の注文住宅ページ 〇〇市内の施工事例、土地探しからの流れ、見学会の案内
〇〇市 工務店 会社紹介と施工エリアのページ 施工エリアの範囲、代表とスタッフ、〇〇市での施工実績
〇〇市 リフォーム 〇〇市のリフォームページ 部位別の事例、工期の目安、相談会の案内
〇〇市 二世帯住宅 二世帯住宅のページ 完全分離・一部共有の間取り例、二世帯の施工事例、相談の流れ

表は左の列から埋めます。先にページ一覧を作ると、検索されていない語のページが増え、検索されている語の受け皿が抜けやすくなります。語を決めてから、ページを決めておきましょう。

訪問数ではなく商圏から来た人の割合を見る

訪問数が増えても、商圏の外の人ばかりなら問い合わせは増えません。全国向けの情報語で記事が上位に入ると訪問数は伸びますが、読んでいる人の多くは施工エリアの外に住んでいます。

数値を一部改変した診断例では、〇〇市のハウスメーカー様で、検索からの訪問2,140人/月のうち〇〇市を含む語で来た人は4%でした。社名検索が約8%、残り88%は「吹き抜け デメリット」など全国向けの情報語です。この状態でコラムを増やしても、来場につながる人の数は動きにくいままです。効果は総訪問数と並べて、市区町村名を含む語で来た人の割合を毎月記録して測りましょう。

施工事例や会社案内などの基本ページは最低限そろえる

施工事例・会社概要・スタッフ紹介・問い合わせ導線・スマホ対応は、どの工務店のサイトにも必要な土台です。ただし、基本ページをそろえただけでは、商圏の語で検索されたときに見つけてもらえるとは限りません。土台は過不足なく用意し、制作の時間と予算は検索語とページの対応づくりに多く割いておきましょう。

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「リニューアルを勧められているが、今のサイトの何が悪いのか分からない」と感じている方も少なくありません。カプテリは、建築CGパース・竣工撮影からホームページ制作・検索対策までを一社で手がける会社です。今のサイトに商圏のお客様が来ているかどうかは、30分・オンラインの無料Web集客診断でお確かめいただけます。

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作り直す前に今のホームページで確かめること

何が悪いのか分からないまま作り直すと、同じ問題を新しいサイトに持ち込みます。以下の項目は、Search Consoleと実際の検索結果を使えば制作会社に頼む前に社内で確かめられます。

  • 商圏から来ている人の割合を把握できる
  • 流入が一部の記事に偏っていないかを見極められる
  • 本業の語での順位と地図枠への表示を記録できる

それぞれ解説します。

いま来ている人が商圏のお客様かを確かめる

Search Consoleで市区町村名を含むクエリに絞り込めば、商圏から来た人の割合が分かります。「検索パフォーマンス」で期間を過去3か月にし、クエリのフィルタで施工エリアの市区町村名を含むものに絞ります。施工エリアが複数の市にまたがる場合は、正規表現のフィルタで市名を縦棒でつなぐとまとめて絞り込めます。絞り込んだクリック数を全体で割って割合を出し、毎月同じ条件で記録しておきましょう。

流入がどの記事に支えられているかを確かめる

ページ別の流入を並べ、上位の数本に偏っていないかを見ます。「ページ」タブでクリック数の多い順に並べ、上位10ページが全体の何割を占めるかと、施工事例・モデルハウス・お客様の声に検索からのクリックがあるかを確かめます。

数値を一部改変した診断例では、コラム2,300本のうち12本に流入の9割が集中し、残り2,288本は1本あたり0.08人でした。施工事例60件・モデルハウス9本・お客様の声18件の流入は推定0です。こうした偏りがあると、上位記事1本の順位が下がるだけで訪問が大きく減ります。コラムを増やすより、施工事例や受け皿ページに入口を作るほうが来場に近づきやすくなります。

本業の語の順位と地図枠を確かめる

シークレットウィンドウで本業の語を検索し、1ページ目と地図枠に自社が出るかを記録します。通常の画面では、ログイン状態や閲覧履歴の影響で順位が違って見えるためです。「〇〇市 注文住宅」「〇〇市 工務店」など本業の語を3〜5語選び、自社の順位と、上位の競合が施工事例の一覧・地域の専用ページ・コラムのどの型で上位にいるかを書き留めます。上位社の型が分かれば、自社に足りないページを判断しやすくなります。

今日確かめられるチェック項目は、以下のとおりです。

  • 市区町村名を含むクエリのクリックが全体の何割か
  • 流入上位10ページが全体の何割を占めるか
  • 本業の語で自社が何位にいるか
  • 本業の語で検索したとき、地図枠に自社が表示されるか
  • スマホでの表示速度がLighthouseでどれくらいか
  • 施工事例ページに検索からの流入があるか
工務店ホームページの診断資料でページ別流入の偏りを示した画面
赤枠の上位数本と、赤丸の施工事例・お客様の声の流入を比べると、流入がどこに偏っているかが分かります(診断例・数値は一部改変)。

受け皿ページと施工事例ページを設計する

問い合わせにつながるページは、商圏の語を受ける受け皿ページと、来た人が「この会社に頼めそうか」を判断できる施工事例の組み合わせで作ります。どちらか一方だけでは、見学会や相談会まで進みにくくなります。設計のポイントは、以下のとおりです。

  • 本業の語ごとに入口のページを用意できる
  • 施工事例の実績を検索エンジンに正しく伝えられる
  • 新築とリフォームの需要に合わせてページを分けられる

それぞれ解説します。

本業の語ごとに受け皿ページを用意する

受け皿ページには、その地域で家を建てる人が判断に使える中身を載せます。地域での施工事例、土地や気候に合わせた家づくりの考え方、見学会・相談会の案内、問い合わせ導線の4つです。積雪のある地域なら屋根や断熱の考え方、市街地なら狭小地や変形地での事例が判断材料になります。

注意したいのは、地域名だけを差し替えたページの量産です。Googleは検索順位の操作を目的とした大量生成コンテンツをスパムポリシーの対象にしており、サイト全体の評価が下がるおそれがあります。施工実績のある地域から、中身の異なるページを1つずつ作りましょう。

施工事例を検索語と結びつけて機械に伝える

施工事例ページは、写真とデータと施主の言葉をそろえた同じ型で作ります。冒頭にメイン写真、その下にエリア・延床面積・工期・構造のデータ、続けて写真群と間取り図、最後に施主の言葉を置きます。エリアを「〇〇市」まで書き、会社の所在地や施工エリア、事例の内容を構造化データでマークアップすると、商圏との結びつきが検索エンジンにも伝わります。カプテリの制作では、スマホでの閲覧が中心という前提で、写真を縦に流してもデータと間取り図が読める配置にしています。

新築とリフォームの検索需要を分けて見る

新築とリフォームは、検索需要を調べたうえで受け皿ページを分けます。地域によってはリフォーム系の需要が新築系を上回り、リフォームのページが1つしかないと需要の大きい側の入口を取りこぼします。Googleキーワードプランナーに「〇〇市 注文住宅」「〇〇市 リフォーム」「〇〇市 外壁塗装」などを入れ、月間の検索ボリュームを新築系とリフォーム系に分けて合計し、どちらから着手するかを決めておきましょう。

リフォーム事例の見せ方について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

工務店の施工事例ページの型を示すスマホ用ワイヤーフレーム
データ欄はメイン写真の直下、間取り図は写真群の後に置くと、スマホでも判断に必要な情報を順に読めます。

写真が足りない工務店が施工事例を揃える方法

施工事例の写真が少ない、古い、竣工前で写真がない、といった状態でも、竣工撮影・間取り図・CGパースを組み合わせれば施工事例ページは作れます。写真がそろうのを待って公開を延ばすより、手元の素材で作れる事例から公開するほうが現実的です。

竣工撮影と間取り図で既存の事例を作り直す

スマホで撮った小さな写真しかない事例は、撮り直しと間取り図の再作成でページの説得力が変わります。引き渡し後の住まいでも、施主の了承が得られれば竣工撮影の形で撮り直せます。間取り図は家具配置や動線が分かる形に描き直すと、検討中の人が自分の暮らしに置き換えやすくなります。

撮影の前には施主の掲載許諾を書面で取り、エリアを市までにするか町名まで書くか、顔・表札・車のナンバーの扱い、外観を載せてよいかの3点を確認します。撮影を外部に頼む場合は、写真を自社が自由に使える形で受け取れるかも契約前に確かめておきましょう。

竣工前の家や写真のない事例をCGパースで見せる

建築中の現場やモデルハウスの計画、外構などは、CGパースで先に公開できます。竣工を待たずに見学会の告知ページや受け皿ページに載せられ、竣工後は撮影写真に差し替えて「計画と完成」として並べる方法もあります。

パースであることは画像の近くに明記します。完成した建物の写真と受け取られる見せ方は景品表示法上の問題につながるおそれがあるため、「イメージパース」と添え書きするルールを社内で決めておきましょう。

注文住宅や外構のパースについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

住宅外観のCGパースと竣工写真を並べた比較で表記の付け分けを示す
パースには「イメージパース」、撮影写真には「竣工写真」と画像の近くに表記し、実際の写真と誤認させない形にします。

Googleマップ・AI検索・表示速度の見え方を整える

検索結果の1ページ目には、通常の検索結果のほかに地図枠とAIによる概要が並びます。ホームページだけを直しても、この2つで見えていなければ取りこぼしが出ます。見え方を整えるポイントは、以下のとおりです。

  • 地図枠に出る情報と口コミを仕組みで増やせる
  • AI検索に商圏の文脈で引用されやすくできる
  • リニューアルを待たずに表示速度を改善できる

それぞれ解説します。

Googleビジネスプロフィールと口コミ依頼を仕組みにする

Googleビジネスプロフィールは、営業時間・カテゴリ・写真・投稿を整え、口コミ依頼を社内の手順にします。写真は施工事例と同じ竣工写真を使い、投稿で見学会や相談会を告知すると、地図枠から来た人にも次の行動が伝わります。口コミは担当者任せだと件数が続きにくいため、定期点検の訪問時に担当営業が依頼するといった形で、時期と担当を引き渡しの手順書に書き込んでおきましょう。

AI検索に商圏の文脈で引用される形にする

AI Overviewsに引用されていても、全国向けの一般論での引用なら来場にはつながりにくくなります。商圏の文脈で拾われやすくするには、受け皿ページの冒頭に「〇〇市・△△市で施工」と書き、その地域の事例と、土地や気候に関するよくある質問を載せます。見え方は、本業の語で月に1回検索し、自社の名前やページが出るかで確かめましょう。

スマホの表示速度を着手した日に直す

表示速度はLighthouseで測り、リニューアルを待たずに直せる点から手を付けます。Chromeのデベロッパーツールでデバイスをモバイルにして分析するか、PageSpeed InsightsにURLを入れて確認します。

見るのは、ページ内で最も大きな要素が表示されるまでの時間を示すLCPです。写真の多い施工事例ページは遅くなりがちなので、写真の圧縮とWebP形式への変換、使っていないプラグインや計測タグの削除、画面下の画像の遅延読み込みから直します。トップページと施工事例ページの数値を、修正の前後で記録しておきましょう。

工務店の検索結果に並ぶAIによる概要・地図枠・通常結果の模式図
ホームページを直すのは通常の検索結果の枠だけで、地図枠とAIによる概要は別の施策で整える必要があります。

全面リニューアルが向かない工務店のケース

全面リニューアルが最適とは限りません。サイトの土台は足りていて、商圏の語を受けるページが無いだけなら、ページの追加と修正から始めるほうが現実的です。

サイトの強さは足りていて受け皿ページが無いだけのケース

競合とサイトの強さが同じ水準なら、差は商圏の語を受けるページの有無にあります。サイトの強さは、ドメインの評価を示すAhrefsのDRなどで上位の競合と比べられます。診断でも、サイトの強さは上位社と同じ帯なのに流入に大きな差があり、その差が受け皿ページの有無で説明できるケースを見てきました。

この場合は、まず表示速度など着手した日に直せる点を直し、次に本業の語の受け皿ページを1つずつ追加し、最後に施工事例ページの型をそろえます。全面リニューアルを待つと、公開までの期間は今の状態が続きます。

紹介中心で検索からの集客を必要としないケース

紹介で仕事が回っている設計事務所型の会社には、集客用のサイトよりギャラリー型のサイトが合います。紹介されたお客様は会社名で検索して来るため、必要なのは検索語の受け皿ではなく作品の見せ方です。作品ギャラリー、プロジェクトごとのページ、事務所紹介、進め方と費用感をそろえれば、作品数が3〜5件でも成立します。

どちらのケースでも、リニューアルを決める前に、制作会社には「今のサイトの何が悪いのか」を、商圏から来た人の割合や本業の語での順位、表示速度などの数字で説明してもらいましょう。

工務店のホームページ制作会社の選び方

工務店のホームページ制作会社を選ぶ基準は、制作実績の見た目ではなく、検索語の設計、効果の測り方、素材と更新の持ち方の3つです。依頼先のタイプごとの得意な範囲は、以下のとおりです。

依頼先のタイプ 得意な範囲 発注前に確かめること
デザイン中心の制作会社 サイトの見た目、ブランドの表現、写真の見せ方 検索語の設計や公開後の運用を誰が担うか
住宅業界に特化した制作会社 住宅会社向けのページ構成、施工事例や見学会の型 自社の商圏に合わせた設計か、共通の型の適用か
SEO会社 検索語の調査、記事制作、順位の計測 サイト制作や素材制作を範囲に含むか
広告代理店 検索広告・SNS広告の設計と運用 広告を止めた後の流入をどう作るか
素材から集客まで一社で受ける会社 撮影・パース・制作・検索対策・広告をまとめて設計 各領域の担当者と、評価に使う数字

自社が何を任せたいかで合う依頼先は変わります。注意したいのは、制作・広告・SNSを別々に発注すると、問い合わせが減ったときにどこに原因があるかを誰も判断できなくなりやすい点です。複数社に分ける場合は、全体の数字を見る担当を社内か一社に決めておきましょう。

制作会社を選ぶときに確かめるポイントは、以下のとおりです。

  • 何を作り何を作らないかを提案で確かめられる
  • 効果を来場につながった反響で測れる
  • 素材と更新の担い手を契約前に決められる

それぞれ解説します。

何を作り何を作らないかを提案に書いてくれるか

提案書に、検索語とページの対応表、作らないページ、概算費用が1枚にまとまっているかを確かめます。作るページだけが並ぶ提案は、ページ数が増えるほど費用も運用の手間も膨らみます。提案を受けたら、作らないページとその理由を聞いておきましょう。

効果を来場につながった反響で測れるか

問い合わせ数ではなく、見学会・相談会への来場につながった反響で評価する体制があるかを確かめます。件数だけを追うと、商圏外からの問い合わせや営業目的の連絡も成果に含まれます。月1回の定例で数字を確認し翌月の打ち手まで決める体制なら、繁忙期や見学会に合わせて施策の強弱を付けられます。

素材と更新を誰が持つか

撮影・パース・間取り図を誰が用意し、公開後の施工事例の追加を誰が担うかを確かめます。素材を自社で用意する前提の見積もりでは、写真がそろわず公開が遅れることも珍しくありません。更新の担当と頻度は、契約書か提案書に書いてもらいましょう。

打ち合わせで制作会社に聞く質問は、以下のとおりです。

  • どの検索語を、どのページで受けますか
  • 今回作らないページはどれですか
  • 成果を何の数字で測りますか
  • 写真がない事例はどう扱いますか
  • 撮影写真やデータの権利はどちらにありますか

工務店のホームページ制作費用が変わる要素

工務店のホームページ制作費用は、ページ数よりも、受け皿ページの数、素材を新しく作るかどうか、公開後の運用範囲で大きく変わります。費用が変わる要素と、増えやすい条件・抑えられる条件は以下のとおりです。

要素 費用が増えやすい条件 費用を抑えられる条件
デザインの範囲 ページごとに個別のデザインを作り込む 共通の型を使い回せるページ構成にする
受け皿ページと構造化データ 本業の語が多く、受け皿ページを一度に多数作る 着手する語を絞り、効果を見ながら順に追加する
取材・撮影・パースの素材制作 施工事例の写真を一から撮り直し、パースも多数作る 使える写真を活かし、足りない事例だけ補う
MEO・広告・SEOの運用 複数の領域を毎月まとめて外部に任せる 社内で担える範囲を決め、残りだけ任せる
更新代行 施工事例の追加や見学会の告知をすべて任せる 更新しやすい仕組みにして社内で入力する

右の列は費用を抑える条件であると同時に、社内の作業が増える条件でもあります。社内の人手と照らして、どこまで外に任せるかを決めましょう。

初期の制作費が変わる要素

初期の制作費は、素材がそろっているかどうかで大きく動きます。使える竣工写真と図面がそろっていれば制作の中心はページの設計とデザインですが、撮り直しや事例の作り直しには撮影・間取り図・取材の作業が加わります。見積もりを依頼する前に、事例ごとの写真と図面の有無を一覧にしておきましょう。

公開後の運用費が変わる要素

公開後の運用費は、どこまでを外部に任せるかで変わります。見学会・相談会に合わせた広告、口コミ依頼の仕組み化、受け皿ページの追加は、社内と外部で分担できます。ポータルサイトの掲載費と並べ、同じ予算でどちらが来場につながった反響を多く生んでいるかを比べる視点も役立ちます。

必要な範囲は今のサイトの状態で変わるため、まず無料Web集客診断で現状を測り、作るものと作らないものを決めてから見積もりを比べるのが現実的です。

工務店のホームページ制作に関するよくある質問

年間10棟程度の工務店でもホームページの見直しは必要ですか?

棟数より、商圏で検索されている言葉に対して受け皿のページがあるかどうかで判断します。小規模な会社でも、「〇〇市 注文住宅」などの語で自社が出てこなければ見直す余地があります。まずは本業の語で検索し、1ページ目と地図枠に自社が出るかを確かめておきましょう。

リフォーム専業の会社でも、新築の工務店と同じ作り方でよいですか?

地域によっては、リフォーム系の検索需要が新築系を上回ることがあります。外壁塗装や水まわりなど部位ごとに検索される語が分かれるため、新築と同じ構成では入口が足りなくなりがちです。リフォームの語に合わせた受け皿ページと施工事例を、新築とは分けて設計しておきましょう。

工務店のホームページ制作費用はどれくらいかかりますか?

費用は、受け皿ページの数、撮影やパースなど素材を新しく作るかどうか、公開後の運用範囲で変わります。ページ数だけで見積もりを比べると、含まれる作業の違いが見えにくくなります。今のサイトで直せる点と作るべき点を先に整理すると、見積もりを比べやすくなります。

コラムは何本くらい書けば問い合わせが増えますか?

本数より、商圏の語で来た人が施工事例や見学会のページへ進めるかが問い合わせに直結します。数百本のコラムがあっても、流入が一部の記事に集中していることは珍しくありません。書き足す前に、流入上位10ページの比率と、施工事例ページへの流入を確かめておきましょう。

施工事例の写真がほとんどなくてもホームページは作れますか?

竣工撮影の撮り直しや間取り図の作成に加え、竣工前の事例はCGパースで見せる方法があります。写真がそろうのを待たず、作れる事例から公開するほうが現実的です。パースを使う場合は、実際の写真と区別できるよう「イメージパース」と表記しておきましょう。

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まとめ|工務店のホームページ制作で作るものと作らないものを決められる

工務店のホームページ制作で最初に決めるのは、どの検索語をどのページで受けるかです。作り直す前には、商圏から来た人の割合、流入を支えるページ、本業の語での順位と地図枠を確かめておくと、同じ問題を新しいサイトに持ち込まずに済みます。

そのうえで、受け皿ページと施工事例ページを組み合わせて設計し、写真が足りない事例は竣工撮影・間取り図・CGパースで補います。制作会社は、作らないページを提案に書いてくれるか、来場につながった反響で効果を測れるか、素材と更新を誰が持つかで比べるのが現実的です。

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