建築パースの外注はいくらかかる?費用相場・追加費用・外注先の選び方を解説

建築パースの外注を考えたとき、「1枚いくらが相場なのか見当がつかない」「見積もりを取ったら想定の倍だった」と気になっている方も少なくありません。
そこでこの記事では、建築パース外注の費用相場と、追加費用が発生するケースを解説します。また、外注先の選び方とよくある失敗、発注から納品までの流れも併せて紹介します。
この記事を読めば、社内で外注費を説明する根拠が整うので、初めて外注する方はぜひ参考にしてみてください。
初めての建築パース外注の費用を相談するならカプテリ

「見積もりの後に高額を請求されないか」「相場が分からないまま発注していいのか」と感じる方も少なくありません。カプテリは、住宅や商業施設、分譲マンションの建築パース・CG制作を手がける会社です。
カプテリには建築CG制作10年の社員が在籍しています。提出いただく図面は最小限で足り、データ形式はスケッチやPDF、CADデータのいずれでも構いません。パースに加えて、チラシやパンフレット、HPの制作にも対応しています。
図面と使用目的を確認したうえで、料金と修正の範囲を発注前に提示します。

費用の目安を知りたい段階からの相談も可能です。初めて建築パースを外注する方は、お気軽にご相談ください。
建築パース外注の費用相場

外注費用は、パースの種類と依頼先によって幅があります。全体像をつかむと、社内で予算を通すときの説明がしやすくなります。建築パース外注の費用相場は、以下のとおりです。
- 外観パースの相場
- 内観パースの相場
- 依頼先別の相場
外観パースの相場
外観CGパースの相場は、住宅や小規模な商業施設で5万〜20万円程度です。中規模のオフィスビルや商業施設は12万〜25万円程度、大規模な施設になると20万円以上かかります。
金額を動かすのは、描き込む範囲と表現の精度です。夕景や夜景を足すと1カット分の費用が別に発生します。アングルを変えた場合も、別カットとして費用がかかります。
内観パースの相場
内観CGパースの相場は、住宅や小型の店舗など小規模な空間で6万〜20万円程度です。中規模は約4万〜50万円、大規模は約12万〜100万円以上と幅が広がる点が特徴です。
造作家具や特注照明を図面どおりに再現する場合は、モデルを1点ずつ作る手間がかかります。キッチンや浴室については、設備の型番を伝えると再現の精度が上がり、修正の往復も減ります。
依頼先別の相場
同じ1カットでも、依頼先によって単価は変わります。それぞれの費用感を、以下の表にまとめました。
| 依頼先 | 1カットの費用感 | 特徴 |
| 制作会社 | 12万〜25万円程度 | ディレクターが窓口に立つので、品質と進行が安定しやすい |
| フリーランス | 5万〜10万円程度 | 単価を抑えやすい一方、実績による差が大きい |
| 海外の制作拠点 | 3万5,000円程度から | 点数が多い案件に対応しやすい一方、やり取りに手間がかかる |
表のとおり、単価が下がるほど進行の管理は発注側の手に移ります。顧客への提案や社内の稟議に使う1枚なら、窓口と品質が安定する制作会社が適しています。
安い依頼先を選んでも、総額が下がるとは限りません。修正1回ごとに追加費用が出る契約なら、往復が増えた分だけ当初の金額差は縮まります。図面の読み取りからやり直しになれば、提出日にも響きます。
建築パースの料金について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
このように、建築パースの費用は依頼先と描き込む範囲で幅が出ます。また、案件の規模や必要なカット数は会社ごとに異なるので、予算の組み方も変わります。
「相場の幅が広すぎて予算が組めない」「見積もりの後に想定外の請求が来ないか気になる」という方はカプテリにご相談ください。

カプテリでは、図面と使用目的、必要なカット数を確認したうえで、金額と修正の範囲を発注前に提示します。初めての外注でも、発注前に予算の見通しを立てられます。
建築パース外注で追加費用が発生するケース

追加費用は、見積もりに含まれていない作業が発生したときにかかります。生じやすい場面は限られているので、契約前に条件を確かめておけば金額は読めます。追加費用が発生するケースは、以下のとおりです。
- 無料の修正回数を超える場合
- 図面や仕様が途中で変わる場合
- 短納期で依頼する場合
それぞれ解説します。
無料の修正回数を超える場合
外注先の多くは、料金に含まれる無料修正の回数を決めています。目安は1〜2回で、それを超えた分は1回ごとに追加費用がかかります。
注意したいのは数え方の違いです。1通にまとめた指示を1回と数える会社もあれば、修正項目の数で数える会社もあります。見積書に回数の記載がなければ、数え方も問い合わせて書面に残してもらいましょう。
図面や仕様が途中で変わる場合
制作が始まった後に図面や仕様が変わると、外注先はその時点までの作業をやり直します。外壁材を変えたり窓の割り付けを直したりすると、初校前でも追加費用がかかります。
特に金額が動くのは、階数や屋根の形、バルコニーの位置といった建物そのものの変更です。図面が確定していない段階で発注するなら、未確定の箇所を先に伝えておくと、外注先は、その部分を後回しにして制作を進めます。
短納期で依頼する場合
通常より短い日程で頼むと、特急料金を上乗せする外注先が多いです。プロに外注する場合の納期は依頼後1〜2週間が目安で、これより短い日程の依頼は、他の案件の合間に差し込む形で進みます。
金額よりも、確認の時間が削られる影響のほうが大きくなります。提案の日程が決まっているなら、2週間前までに発注を済ませておきましょう。通常料金のまま修正の時間も取れます。
建築パース外注先の選び方

外注先は、制作会社・フリーランス・海外の制作拠点の3つに分かれます。品質・単価・点数のどれを優先するかで、選ぶ相手が決まります。建築パース外注先の選び方は、以下のとおりです。
- 品質を優先するなら制作会社
- 単価を優先するならフリーランス
- 点数が多いなら海外の制作拠点
それぞれ解説します。
品質を優先するなら制作会社
顧客への提案や社内の稟議で使うパースの依頼先としては、仕上がりが安定する制作会社が候補です。複数のクリエイターが在籍し、ディレクターが窓口に立つ体制のため、担当者の都合で品質が揺れにくくなります。
単価は12万〜25万円程度と高めですが、修正回数と納期を契約書で決めたうえで進行します。提出日が動かせない案件では、この進め方が確実です。戸建てや商業施設など、自社が扱う用途に近い制作事例を公開しているかを見ておきましょう。
単価を優先するならフリーランス
1カットあたりの費用を抑えたいなら、フリーランスへの依頼も検討できます。1カット5万〜10万円程度で受けている方が多く、制作会社を通すより単価を下げられます。
一方で、経験や得意分野は人によってさまざまです。1人で制作から連絡まで対応するため、他案件の重なりがそのまま納期に響きます。社内検討用のカットはフリーランス、顧客に出す提案用は制作会社へ、と分けて発注する方法もあります。
点数が多いなら海外の制作拠点
分譲マンションの住戸タイプ別パースのように十数カット以上を一度に発注するなら、海外の制作拠点という方法があります。1カット3万5,000円程度から受ける拠点もあり、点数が多くても納期が延びにくいです。
注意したいのは、言葉と建築基準の違いです。日本の図面記号や建具の納まりが伝わらず、手すりの高さや畳の寸法が実物と違うパースに仕上がることがあります。提出日が決まっている案件や、図面の読み取りからすべて任せたい案件は、国内の制作会社のほうが進行を読めます。
全国対応の建築パース制作会社について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
建築パース外注でよくある失敗

発注後のトラブルには、共通する原因があります。先に知っておけば、発注時の一手間で防げます。建築パース外注でよくある失敗は、以下のとおりです。
- イメージと違うパースが上がる
- 修正のやり取りで費用が膨らむ
- 提案の期限に納品が間に合わない
- 渡した図面の扱いが決まっていない
それぞれ解説します。
イメージと違うパースが上がる
初校を見て「思っていたものと違う」となるのは、完成イメージを言葉だけで伝えた場合です。「明るい雰囲気で」「高級感のある感じで」という指示では、受け取る側によって解釈が分かれます。
防ぐには、参考画像を3〜5枚渡すのが確実です。アングルについては、平面図に矢印で視点の位置と向きを書き込むと、初校でずれが生じにくくなります。
修正のやり取りで費用が膨らむ
修正のたびに費用が積み上がるのは、思いついた順に指示を送っているときです。1回目で外壁の色、2回目で植栽、3回目で空の色と分けて送ると、無料回数が早く尽きます。
初校が届いたら、社内の関係者にまとめて見てもらう時間が1〜2日ほど必要です。修正指示は画像に印を付けて番号を振り、1通にまとめて送ると、外注先が1回の往復で反映します。
提案の期限に納品が間に合わない
提案日の直前に発注して間に合わなくなるのは、修正の時間を計算に入れていないためです。依頼後1〜2週間という納期は初校までの日数ではなく、修正を含めた全体の目安です。
提案日から逆算するときは、初校の確認に2日、修正の反映に3日ほど見ておきましょう。図面の確定が遅れそうなときは、その時点で状況を外注先に共有すると、着手の順番を組み替えてもらえます。
渡した図面の扱いが決まっていない
図面や仕様書を渡した後の扱いを決めずに発注すると、公開の可否で行き違いが起きます。外注先が自社の制作事例としてパースをサイトに掲載し、未発表の物件が公になるケースもあります。
契約前に確認したいのは、図面の秘密保持、制作事例としての公開の可否、データの保管期間の3点です。分譲前のマンションや非公開の物件は、公開不可を書面で伝えておきましょう。
パースの制作を丸ごと任せる方法について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
外注時のトラブルの多くは、発注段階でのすり合わせ不足に起因します。自社の案件規模や社内体制に適したパートナーを見極め、事前にしっかりと条件を確認することが成功の鍵となります。

「自社の案件規模だとどこに頼めばいいか決められない」「フリーランスに頼んでイメージ違いが起きないか気がかり」という方はカプテリにご相談ください。
カプテリに在籍するのは、建築CG制作10年の社員です。造作の多い物件も一からモデリングするので、点数が増えても対応できます。参考画像とアングルの指定から一緒に整理するので、初校の段階でイメージのずれが生じにくくなります。
建築パースを外注する流れ

発注から納品までは4つの段階に分かれます。それぞれで確認する項目を押さえておけば、初めてでも迷いません。建築パースを外注する流れは、以下のとおりです。
- 図面と参考画像を揃える
- 見積もりで修正回数と納期を確認する
- 初校にまとめて修正を出す
- 納品データと使用範囲を確認する
それぞれ解説します。
図面と参考画像を揃える
最初の作業は、外注先に渡す資料を集めることです。必要なものが手元にある状態で依頼すれば、見積もりが早く届き、制作に入った後の手戻りも減ります。発注前に用意したい資料は、以下のとおりです。
- 図面(平面図・立面図・配置図)
- 外装材・内装材・建具・設備の品番が分かる仕様書
- 仕上がりの雰囲気が近い参考画像3〜5枚
- パースの使用目的(顧客提案・社内稟議・広告など)
- 納品形式と解像度
- 提案日から逆算した希望納期
抜けやすいのが使用目的と解像度です。印刷物に使う場合は高解像度のデータが必要なため、後から伝えると、外注先が書き出しをやり直す手間がかかります。
見積もりで修正回数と納期を確認する
資料を渡すと、外注先から見積もりが届きます。金額だけで決めると、後から追加費用で総額がずれます。1カットの単価、無料修正の回数と数え方、初校の提出日、最終納品日の4点を並べて比べてみてください。
納期の目安は依頼後1〜2週間なので、これより大幅に短い日程が書かれているときは、何を省いた見積もりかを確認しましょう。2社以上から取るなら、同じ資料を渡して条件を揃えましょう。
初校にまとめて修正を出す
発注から数日で届くのが初校です。社内の関係者に一度に見てもらったうえで修正指示を1通にまとめると、費用と日数を抑えられます。
画像に番号付きの印を入れ、それぞれに文章を添えると、意図が正確に伝わります。「なんとなく暗い」のような感覚的な指示には、参考画像を添えるのが確実です。
納品データと使用範囲を確認する
納品データが届いたら、発注時に伝えた形式と解像度かを確かめてみてください。印刷用とWeb用で必要な解像度が違うため、両方で使う予定なら、2種類を受け取っておきましょう。
併せて確認したいのが使用範囲です。顧客への提案資料だけを想定した契約では、そのまま広告やSNSに転用できない場合があります。発注の段階で二次利用の可否まで決めておくと、後の交渉を省けます。
CGパースの作成を外注する方法について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
建築パース外注に関するよくある質問

最後に、建築パースの外注についてよく寄せられる質問に回答します。
Q. 建築パースは外注と内製のどちらが安いですか?
1カットあたりの支払額だけを見れば内製が安く見えますが、設計担当者の作業時間の社内コストがかかります。外注の相場は小規模な外観で5万〜20万円程度です。内製では1カットに数時間から十数時間かかります。
年に数カットなら外注、月に何カットも必要で専任者を置けるなら内製、という分け方が目安です。
Q. 納品までどれくらいかかりますか?
プロに外注する場合は、依頼後1〜2週間が目安です。この日数には、初校の提出から修正の反映、最終納品までが含まれます。
図面や参考画像が揃わないまま依頼すると、資料待ちの日数が別に加わります。提案日の2週間前までに発注を済ませておきましょう。
Q. 図面がまだ完成していなくても依頼できますか?

確定前の図面でも受け付ける外注先はあります。ラフプランの段階で相談すれば、確定した部分から着手してもらう進め方も可能です。ただし、途中で形状や仕様が変わると、その範囲は作り直しになり、追加費用がかかります。未確定の箇所を先に伝えておけば、手戻りが起きにくくなります。
Q. 納品されたパースは広告やSNSに使えますか?
使用範囲は契約の内容で決まります。顧客への提案資料に限る条件で発注した場合、そのまま広告やSNSに転用すると契約の範囲を超えます。広告や販売サイトでの掲載を予定しているなら、発注の段階で使用目的を伝えて、二次利用の可否を見積もりに入れてもらうと確実です。
Q. クラウドソーシングで探すのとどちらがいいですか?
クラウドソーシングは単価の安さが利点で、1カットだけの小さな依頼も出しやすいです。一方で、応募者の経歴はさまざまなので、品質と進行の見通しは事前に立てにくくなります。提案日が動かせない場合や、複数カットをまとめて頼む案件では、窓口が1つの制作会社に依頼する方が進行を管理しやすいです。
修正範囲と納期を契約前に示す建築パース外注ならカプテリ

「修正が何回まで無料か分からないまま発注していいのか」「提案日に間に合うか読めない」と感じている方も少なくありません。カプテリは、条件を書面で示してから着手する建築パース・CG制作の会社です。
見積もりの段階で、金額と修正の範囲、納品までの日程を確認できます。カプテリには建築CG制作の経験を10年積んだ専任スタッフが在籍しています。社内に確認の体制がある分、発注側が修正指示を出す手間も最小限です。

図面が確定していない段階でも、相談を受け付けます。資料の集め方から一緒に確認できるので、修正範囲と納期を先に決めてから発注したい方は、お気軽にご相談ください。
まとめ|建築パースの外注は準備と条件確認で失敗を防げる

建築パースの外注は、費用相場と追加費用の条件、外注先の種類、よくある失敗、発注の流れを押さえれば、初めてでも大きく外れません。相場は外観で5万〜20万円、内観で6万〜20万円が小規模の目安で、修正回数の超過や図面変更、短納期の依頼で金額が動きます。
外注先は、品質を優先するなら制作会社、単価を優先するならフリーランス、点数が多いなら海外の制作拠点が候補です。発注前に資料を揃え、見積もりで無料修正の回数と納期を確かめておきましょう。
このように、建築パースの外注は準備と条件確認で結果が変わります。また、発注する本数や社内の確認フローは会社ごとに異なるため、発注先の選び方も一様ではありません。
「初めての発注で社内に説明できる根拠を持てるか気がかり」「修正と納期の条件をどう詰めればいいか分からない」という方はカプテリにご相談ください。
金額と修正範囲、納期を発注前に提示するので、初めての外注でも社内で説明できる形で進められます。カプテリには建築CG制作10年の社員が在籍しています。図面がスケッチやPDFしかない段階でも、そのままお持ちいただいて大丈夫です。
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※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としています。記載の費用相場と納期は一般的な目安であり、実際の金額と日数は案件の規模・カット数・依頼先によって異なります。


